「法人としてスマホやタブレット、IoT機器向けの回線を契約したいけれど、SIMやプランの種類が多くて何を選べばいいか分からない…」そんな声をよく聞きます。
この記事では、通信の専門知識がなくてもわかるように、法人向けSIMの選び方を基本からやさしく解説します。
そもそも「SIM」とは?
SIMとは、モバイル通信を利用する端末や契約者を識別するための情報を保持する仕組みです。
カード型の『物理SIM』のほか、端末内蔵型の『eSIM』や、IoT機器の基板に実装して利用するチップ型SIMなどがあります。
SIMには契約者を識別するための情報が記録されており、通信事業者のネットワークへの接続や端末側の設定と組み合わせることで、インターネット通信や音声通話が利用できるようになります。
なお、音声通話対応SIMでは通話用の電話番号が利用できます。データ通信専用SIMでは、電話番号が割り当てられていても通常の音声通話は利用できず、利用したい場合はIPアプリ等の仕様が必要となります。
私たちが普段使うスマートフォンのSIMと仕組みは同じですが、法人向けのSIMは、社員が使うスマートフォンだけでなく、工場のセンサーや監視カメラ、建設現場の機械、デジタルサイネージなど、様々な機器に組み込まれて使われる点が特徴です。
法人向けSIMと個人向けSIMの違い
個人向けSIMはスマートフォン用途が中心ですが、法人向けSIMは用途が幅広いのが特徴です。
営業担当が持ち歩くスマートフォン、工場に設置するセンサー、店舗の監視カメラなど、それぞれ必要な通信量や管理方法が異なります。
また、契約する回線の数も、法人によっては1回線だけの場合もあれば、数百〜数千回線単位で利用するケースもあります。そのため法人向けSIMを選ぶときは、通信量だけでなく「何に、どう使うか」「何台くらい使うか」を整理することが大切です。
SIM選びで押さえたい4つのポイント
①通信量に合ったプランを選ぶ
たくさんデータをやり取りする用途(動画配信など)と、センサーがデータを送るIoT用途とでは、必要な通信量が大きく違います。
ミソラコネクトが提供するプランでは、次のような選択肢があります。
- 個別定額プラン:回線ごとに1ヶ月の通信量が決まっている、一番シンプルなプラン。設備の遠隔監視や、温度・湿度などの環境データを送るセンサーのような通信量が毎月安定している場合によく使われます。
- データシェアプラン(最低2回線から契約可能):契約している回線全体でデータ量をまとめてシェアできるプラン。機器によって通信量にばらつきがある場合(デジタルサイネージなど)でも無駄が出にくく、契約容量を超過した月があっても速度制限や従量課金はかかりませんが、2ヶ月連続で超過した場合はプランの見直しをご案内する場合があります。
- 二段階定額プラン:普段使う分(1段階目)と、多く使った月の分(2段階目)で料金を分けられるプラン。月によって使用量にばらつきがある場合、使わない月の料金を抑えられます。
- 上り優先プラン:データを「送る」通信(上り)に特化したプラン。防犯・監視カメラのように、映像を送り続ける機器に向いています。
- 音声通話付きプラン:電話やSMSも使えるプラン。法人向けのスマートフォン用の回線として利用できます。
- 1Dayプラン:回線ごとに1日の契約データ通信量まで定額で利用できるプラン。
- プリペイドSIMプラン:契約手続きなしで、購入後すぐに使い始められる使い切りタイプ。
このように、「毎月安定して使うか」「月によって波があるか」「一時的にしか使わないか」によって、選ぶべきプランが変わってきます。
②あとから台数やプランを変えやすいか
会社の成長やプロジェクトの進行に合わせて、使う機器の台数は増えたり減ったりします。
最初は数台からスモールスタートして、様子を見ながら台数を増やしていきたいというケースも多いはずです。契約後にプランを変更しやすいか、回線を増やしやすいかも確認しておくと安心です。
③セキュリティ対策があるか
社外秘情報を取り扱う場合は、次のようなセキュリティオプションがあるかを確認しましょう。
- モバイル閉域網サービス:インターネットを経由せず、指定したネットワーク内で通信できる閉域環境を構築するサービス
- 閉域接続サービス:AWSなどのクラウド環境やお客さまの社内ネットワークへ、モバイル回線から閉域で接続するサービス
- IPアクセス制限サービス:端末(SIM)からアクセスできる先のIPアドレスをあらかじめ指定し、それ以外への通信を許可しない仕組み
④コスト・契約期間
初期費用や毎月の料金、途中解約できるかどうかも、特に短期間だけ使いたい場合は要チェックです。
利用シーン別 具体例
実際にどんな場面で、どのプランが使われているのか、具体例を見てみましょう。

ミソラコネクトの「M-Air」でできること
ミソラコネクトが提供する「M-Air」は、ミソラコネクトが提供するフルMVNOの法人顧客向けにカスタム設計可能な通信サービスの名称です。
このM-Airを軸に、お客様の利用用途や通信量、運用方法などに応じて、さまざまな通信サービスを提供しています。
ミソラコネクトは、通信キャリアから通信回線を借りてサービスを提供する「MVNO」の中でも、加入者管理などに必要な設備の一部を自社で保有・運用する「フルMVNO」です。M-Airでは、このフルMVNOの仕組みを活かし、法人やIoT機器の利用特性に合わせた料金プランや通信サービスを柔軟に提供しています。
上でご紹介した7種類のプラン(個別定額・データシェア・二段階定額・上り優先・音声通話付き・1Day・プリペイド)に加え、3種類のセキュリティオプション(モバイル閉域網・閉域接続・IPアクセス制限)も用意しており、用途や要件に応じて、料金プランやオプションサービスを組み合わせたご提案が可能です。1回線から大規模な導入でも、契約から運用まで一貫してサポートしており、事前に無料でSIMや端末を試せる検証機の貸出しも行っています。
まとめ
- どのキャリアのネットワークを利用しているか(利用可能エリアを確認するうえで重要です)
- プランの柔軟性(用途に応じた組み合わせが可能か、無駄なコストを防げます)
- セキュリティ対策の有無(閉域網サービスなど、情報漏洩のリスクを減らせます)
- 導入から運用までのサポート体制(トラブル時に安心です)
- 契約前にお試し(検証)ができるか(導入後のミスマッチを防げます)
ミソラコネクトが選ばれる理由
ミソラコネクトは、NTTドコモの回線を使ったフルMVNOサービス「M-Air」を提供しています。ソラコムが培ってきたIoT通信の知見と丸紅I-DIGIOグループが培ってきたDXコンサルティングやデータ分析の知見を組み合わせることで、業界や地域ごとに異なる複雑なニーズにも対応できるのが強みです。
通信プランも、回線ごとに定額の個別定額プラン、複数回線でデータをシェアできるデータシェアプラン、使用量に応じて料金が変わる二段階定額プラン、監視カメラなど上り通信の割合が高い用途に適した上り優先プラン、通話もできる音声通話付きプラン、短期利用向けの1Dayプランやプリペイドプランまで、幅広く用意しています。インターネットを経由せず、指定したネットワーク内で通信できる閉域網サービスや、SIMからアクセスできる接続先IPアドレスを制限するIPアクセス制限サービスのセキュリティオプションも選べます。
1回線から大規模導入・運用まで一貫してサポートし、契約前に無料でSIMや端末を試せる検証機の貸出しにも対応しています。
まとめ
MVNOとキャリア回線には、それぞれ良さがあります。料金や柔軟さを重視するなら、MVNOは有力な選択肢です。
選ぶときは、料金だけでなく回線の品質・サポート体制・セキュリティまで含めて比較しましょう。
自社に合った通信環境を検討中の方は、ぜひミソラコネクトまでお気軽にご相談ください。
MVNOとキャリアの違いに関してはこちらの記事にてご紹介しております。