Daigasエナジー株式会社は、工場の省エネ・省人化を支援する工場IoTサービス「D-Fire」を展開しています 。同社では、工場内の多種多様な設備やセンサーからデータを収集する際、利用するデバイスごとに最適な通信環境を構築する必要がありました。
本事例では、通信容量とコストの最適化を両立し、運用負荷の軽減を実現した取り組みについて紹介します。
ミソラコネクトで実現できたこと、解決された課題
今回の導入により、工場内における多様な通信用途に応じた「柔軟なSIMカスタマイズ」が可能となり、通信インフラのコスト構造が劇的に改善されました。
具体的には、以下の3つのポイントで課題解決を実現しています。
- 通信コストを1/10以下に削減: 利用するデバイスの特性や実際のデータ送受信量に合わせ、SIMごとに個別のデータ容量を設定。従来の画一的なプランで発生していた余剰コストを排除し、全体で1/10以下という大幅なコストダウンを達成しました。
- 契約・支払業務の劇的な効率化: 通信料金の支払方法として「年払い」を採用。毎月の請求処理や入金確認、煩雑な契約更新業務に伴う事務工数を大幅に削減し、コア業務へ集中できる環境を整えました。
- 「D-Fire」サービスの安定稼働と拡張: エネルギーデータのリアルタイム可視化や予兆保全を支える通信基盤として、最適化された回線を利用することで、より高品質なサービス提供が可能となりました。
なぜミソラコネクトを選んだのか
「D-Fire」のサービス規模が拡大する中で、通信コストの増大と事務処理の煩雑さが大きな課題となっていました。複数のサービスを比較検討する中で、ミソラコネクトが選定された理由は以下の通りです。
- デバイスごとに最適な容量設定が可能: 接続するゲートウェイやセンサーによって通信量は千差万別です。デバイス単位で細かくデータ利用量を設定できる柔軟性が、コスト最適化の観点から決定打となりました。
- B2B運用に適した柔軟な支払い体系: 毎月の月額支払いだけでなく、年払いに対応している点が評価されました。これにより、予算管理が容易になり、管理部門の事務負担が大幅に軽減されると判断しました。
- 工場構内の特殊な環境への対応力: 工場の広範囲をカバーし、かつ安定した接続を維持できる回線構成を構築できる点が、エネルギー管理という重要インフラを扱うサービス特性と合致しました。
利用したミソラコネクトのサービス
- ミソラコネクトモバイル通信サービス: 個別定額プラン
使用したデバイス
- OpenBlocks IoT FX1(ぷらっとホーム製)
- Ewon Flexy 205(HMS製)
- 産業用FAPC:VAC-GVAC-GF(インタフェース製)
協力パートナー
- 丸紅情報システムズ株式会社
導入効果
Daigasエナジー株式会社は、通信環境の最適化を通じて、サービス運営におけるコスト構造を抜本的に改善しました。通信コストを1/10以下に抑制しつつ 、事務工数の削減も同時に達成したことで、
より本質的な工場支援サービスの提供に注力できる環境が整っています。
通信コストを1/10以下に抑制できたことは、サービス自体の価格競争力や収益性の向上に直結しています。また、年払い対応による事務効率化は、大規模な回線数を運用する事業者にとって極めて大きなメリットとなりました。
今後は、この強固かつ効率的な通信基盤をベースに、製造現場のさらなるデジタル化やカーボンニュートラルへの対応など、顧客への提供価値をさらに拡大させていく方針です。
